ローヤルゼリーの種類いろいろ

ローヤルゼリーとワーカーゼリー

ミツバチは、サプリメントなどで有名なローヤルゼリーの他に、ワーカーゼリーという食料も利用しています。
しかしローヤルゼリーとワーカーゼリーには、異なる用途があります。
まずローヤルゼリーというのは、蜂の群れの主である「女王蜂」の栄養源となるものです。
花粉や花の蜜を原料に、働き蜂の体内で合成され、女王蜂専用の食料として献上されます。
女王のための食料は非常に高栄養価です。
女王蜂は孵化した瞬間からこのローヤルゼリーだけを与えられるため、働き蜂たちが食べるハチミツなどは生涯口にしません。

一方ワーカーゼリーというのは、その名の通り「働き」蜂のための食料です。
それも孵化した瞬間~生後三日までの、働き蜂の幼虫たちに与えられるのです。
栄養価は比較的低く、ローヤルゼリーの半分程度といわれています。
生後三日を過ぎるとワーカーゼリーの摂取期間が終わり、花粉や蜜を食べるようになります。
女王蜂と働き蜂には生まれた瞬間これといった違いがなく、後天的に役目が分けられます。
その要因となっているのがローヤルゼリーとワーカーゼリーなのです。
女王蜂は栄養が詰まったローヤルゼリーを糧に成長することで、女王蜂としての要素を手に入れています。
働き蜂より1.5倍~3倍ほど大きな体や、40倍ともいわれる寿命、そして多くいるメスの蜂たちの中で、唯一産卵できる機能がそれです。
何の変哲もなかった幼虫を、女王蜂へと育て上げるのはローヤルゼリーです。
生後三日以内にローヤルゼリーを与えれば、どの幼虫も女王蜂になることができるのです。

しかし生後三日を過ぎた時点から、ローヤルゼリーを与えても女王蜂にはなれなくなるという実験結果も出ています。
花粉や蜜の採集・女王蜂の世話を行う働き蜂と、産卵を行い、子孫を残していく女王蜂は元々全く同じ幼虫です。
この両者を分けるのは、生後すぐにローヤルゼリーを与えられたか、ワーカーゼリーを与えられたかそれだけなのです。